今日は久しぶりのお芝居。
井上ひさしさんの「雨」をオペラシティに観にいきました。
舞台の設えが斬新で素晴し~!
舞台の中心に高さの違う演台が置かれ、そこが回転しながら、場面が展開します。演台には余計な物は一切なく、いたってシンプル。シンプルだからこそ役者さんの演技が引立つし、観客も彼らの言葉の面白さに集中できるように思いました。
タイトルの雨は透明プラスティック(?)の棒が天井からつる下げられて表現されています。それがなんとも躍動感があって浮世絵のようでした。
音楽もなかなか面白かったです。雅楽というのかしら...。現代音楽とは違う神秘的な響きが疑心暗鬼をあらわしているようで絶妙でした。
主演の亀次郎さんは動きが安定していて美しく 「よっ、オモダカヤ」と言いたくなる感じ。
永作広美さんの高い可愛らしい声と笑顔が最後の場面で無表情に変わり、人の恐ろしさをにじみ出していました。
とても見ごたえのある作品でした!!