2011-08-26

重陽の節句



the Chrysanthemum Festival

今日は月に一度の室礼のレッスン。
9月9日の重陽の節句-菊の節句の室礼を教えていただきました。

基本の数は5なので、菊も5輪です。家長、その妻、その子ども2人とご先祖様を現しています。その菊を先生の格調高い花器をお借りして活けます。所謂、投入れ。黄色は格の高い色なので、家長を現し、ピンクの菊はその妻を現しています。ピンクのスプレー菊は娘を現し、両親の後ろに控えめに、そして守られるように立っています。白のスプレー菊は息子で父を支えています。後ろの白い菊はご先祖様で、活け方も4輪の菊を固定するように活けています。活ける時、ストーリーを考え、菊にも役割と意味をもたせます。ここはフラワーアレンジとは決定的に違うところです。菊に真綿を被せて、花活けは出来上がりです。

中央にあるのが菊酒。菊の花びらを杯に散らし、清酒を注ぎます。

そして、お懐紙の上に菊を模った最中を重ね、菊寿糖を並べました。なかなかしっくりと盛ることが出来ず、先生に手直しして頂きました。折敷の上に最中と菊寿糖を盛っていただき、更に格式高い室礼になりました。

暑いけれど、一気に気持ちが秋になりました。
レッスンの途中から、雷が鳴り雨も激しく降ってきました。きっと夏にさようならを告げる雨ですね。夏の終わりは少し寂しくもあり、ホッとする時です。