今日は水道橋の宝生能楽堂でお能鑑賞。
お能は興味があるものの中々チケットを買うまでにいは至っていませんでした。そんな折、お花のS先生からお誘い頂き、今日久び~さの鑑賞です。
満次郎の会はお能鑑賞だけではありません。能楽堂に一歩足を踏み入れた所から始まります。滿次郎さんがテーマ「鬼」に沿ってロビーを設えていらっしゃるのです。
まず出迎えてくれるのは、青山御流 家元による活け花。青笹に五色の紐が爽やかなお花です。
この竹は結界を表しているそうです。今回のテーマは「鬼(=悪)」ですが、世の中は表裏一体で出来ています。善と悪、内と外、陰と陽...。この竹は俗と聖を分けているのです。
今回の滿次郎の会のもう一つのテーマは「東日本大震災に思いを馳せる事」でもあるようです。竹の春には被災地の早い復興、五色の紐にはその想いが結ばれることが表されている様にも思えます...。
そして、満次郎茶屋。京都はやしやさんのお抹茶パウンドケーキと満次郎好みのほうじ茶「和梨」です。
パウンドケーキには福豆が入っていて、「鬼は外、福は内」を掛けたもの。ほうじ茶は梨の香りが爽やかでほうじ茶というよりお紅茶といったほうがピッタリなお味でした。
ロビーには鬼のイラスト。舞台だけではなく、全てに心配りされていて本当に素晴しいです。
満次郎さんのお人柄が表れているようです。能のことを少し勉強して、また伺いたいです!!