2011-10-21

室礼のレッスン



今日は月に一度の室礼のレッスン。
何気なく見ていることにも意味があり、日本の素晴しい伝統に気付くことのできるレッスンです。

今日のお題は七五三。ずっと前にお祝いした子ども達の七五三を懐かしく思い出しながらレッスンを受けました。
今日の盛り物は7つの柿と鱗紋の鉢巻、それに末広と懐剣です。

柿は「嘉来」とも書き、「喜び来る」果物です。それと柿には七つの徳があると言われています。「柿の根は硬く広く張る、柿は実が大きい、柿木の枝は弱く鳥が巣を作らない、柿の葉は大きく夏に日陰を作る、柿には虫が付きにくい、柿は紅葉が美しい、柿の落ち葉は硬く大きいので字が沢山書ける」です。

末広は末広がりに良いことがある...を現します。柿と末広は男児・女児に用いられます。

鱗紋も縁起のよいものです。鱗のあるヘビは脱皮をくり返し成長するので、鱗は成長を現しています。そして、鱗は危険を避けるものをを現しています。懐剣も身を守るものですし、それに付いている房飾りは継続-子孫繁栄を表しています。房は長いほうが縁起がよいそうですw(゚o゚)w ー! 鱗紋の鉢巻と懐剣は男児に用いられま~す。

「知るは喜び」とTVの某番組で言っていましたが、古から伝わっている伝統には心があるのだと、感心します。