2011-12-12

成人...

the invitation for the 20th year old ceremony

早生まれの長男に届いた成人の日の招待状。

20年前、長男がお腹にいる時は「こぐまちゃ~ん」と呼んで会うのを楽しみにしていました。
名前を考えたり、いろいろな物を揃えたり、胎教にと音楽界に足繁く通ったり、本も声に出して読みました。
食事も気をつけました。柑橘類を食べると色白にな子どもが生まれると読んだので、毎日グレープフルーツを食べました。プルーンを食べて便秘にならないようにもしました。だって便秘したら、赤ちゃんが可哀想かしら...と心配でしたから(*^.^*)エヘッ。

あの十月十日は丁寧に暮していたわ~。
生まれてからもあ~しよう、こ~しようと考えていましたが、所詮は「絵に描いた餅」。ドクター何とかの本を片手に奮闘しましたが、よく寝るのかと思っていた我が家の新生児は、よく泣く寝ない子で家事も滞りがち。長男が続けて寝るのは2時間がやっとでした。寝不足と「なぜ寝ないの?」という苛立ちや自己嫌悪で疲れてもいました。でも、ご機嫌の時の笑顔を見ると、胸の奥からくすぐったい様な愛おしさがこみ上げて、幸せ一杯になりました。

子育ては1+1=2にならないし、育てるという行為は親が主導権を握ってするものではない...とやっと気づきました。やるべき事は栄養のある食事や取り返しのつかないような大怪我をしないような環境を整えることだけなのかもしれません。あとは大事なわが子の心に寄り添って居るだけで良かったのかな...と、二十歳を目前にしたわが子にきた招待状を見て思いました。