2011-03-18

日本人のへそ

The Japanese belly button

昨年から楽しみにしていた井上ひさしさんの追悼公演。

ジャズピアニスト小曽根真さんの生ピアノでの音楽劇、お芝居と音楽...一度で二倍楽しいお芝居です。
テンポよし、巧みな言葉遊びあり、素晴しい歌ありピアノありの濃厚な3時間でした。

役者たちはお芝居の中で更にお芝居をし、場面は次々と展開していきます。田舎から上京してきたストリッパー・ヘレンを軸に、吃音矯正患者たちが絡み合っていきます。でも、演じる役柄も二転三転...。これは日本人の適応力の高さの表れ? 人生なんてこんな物、時勢に合わせて身を処して生きるものと面白おかしく言っているのでしょうか。

「むずかしいことを やさしく
やさしいことを ふかく
ふかいことを ゆかいに」 井上ひさしさんのご自分への自戒の言葉。