2008-10-22

寄席

お花に来てくださるマダムのお寺で催される落語の会に行って参りました。昨年同様、主人、母とわたくしの3人です。

今日は二つ目の三遊亭好の助と師匠の三遊亭竜楽の高座です。まず好の助、今月から二つ目に昇格したてで、真新しい羽織と一生懸命な語り口が初々しかったです。
そして竜楽師匠、入り口から入ってくる姿も品がよく、二番目と師匠の差はここから歴然としていました。
最初の話は吉原で遊びたがっている貧乏な町人のお話。
次はちりとてちん。前々作のNHKの朝ドラのタイトルにもなった話です。上品な旦那、正直者、知ったかぶりの男が登場人物です。顔の向きが変わると別の人物になるのですが、本当にガラっと変わるのです。
演じるといっても落語ですから座ったままで大げさな振りはありません。でも、表情・振る舞い・声のトーン・扇子と手ぬぐい…それだけで演じ分けてしまうのです。さすがプロ ! 本当に素晴らしかったです。

どんな分野に於いても、精進している方を見ると感銘を受けます。一時間半ほどでしたが、とっても楽しいひと時でした。